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火山の状況に関する解説情報 2016年9月30日 16時00分現在
<火口周辺警報(噴火警戒レベル2、火口周辺規制)が継続>
 9月23日から9月30日15時までの御嶽山の活動状況をお知らせしま
す。
気象庁地震火山部 発表
火山の活動状況など
 2014年10月以降噴火の発生はなく、火山活動は緩やかな低下傾向が続いています。

 今期間、噴煙の状況は、概ね300メートル以下で推移しています。
 火山性地震は、今期間少ない状態で経過していますが、2014年8月以前の状態には戻っていません。
 27日20時05分頃から、継続時間約3分30秒の振幅の小さな火山性微動が発生しました。火山性微動が観測されたのは5月19日以来です。この火山性微動に伴って、傾斜計にわずかな変化がみられましたが、噴煙の状況、空振計に特段の変化はありませんでした。
 火山性地震の回数(速報値)は以下のとおりです。いずれも体に感じない程度の微小な火山性地震です。

             火山性地震
  9月23日         2回
    24日         2回
    25日         3回
    26日         2回
    27日         5回
    28日         4回
    29日         3回
    30日(15時まで)  1回

 GNSS連続観測によると、2014年10月以降、山体の収縮によると考えられる縮みの傾向がみられています。

 山頂火口の噴煙活動や地震活動は続いていることから、今後も小規模な噴火が発生する可能性があります。
噴火警戒レベルごとの情報、警戒事項など
<レベル2(火口周辺規制)> 御嶽山
防災上の注意事項など
 火口から概ね1キロメートルの範囲では、小規模な噴火に伴う弾道を描いて飛散する大きな噴石に警戒してください。
 風下側では降灰及び風の影響を受ける小さな噴石に注意してください。
次回発表予定日時
次の火山の状況に関する解説情報は、10月7日(金)16時頃に発表の
予定です。
なお、火山活動の状況に変化があった場合には、随時お知らせします。