平成3年台風19号(1991年)
1991年(平成3年)9月27日16時過ぎ、中心付近の最大風速50m/sの非常に強い勢力の台風19号が、長崎県佐世保市の南に上陸した。台風はその後、早い速度で日本海を北上、北海道渡島半島に再上陸した。
台風が勢力を保ったまま北上したため、全国的に暴風や高潮による被害が発生した。青森県では、収穫間近のりんごが軒並み落果する被害をもたらしたため、「りんご台風」とも呼ばれた。全国で死者・行方不明者62人、負傷者1,499人、家屋損壊170,447棟の甚大な被害が発生した。