平成20年8月末豪雨(2008年)
2008年(平成20年)8月26日から31日にかけて、本州付近に停滞した前線に向かって湿った空気の流れ込みが強まり、西日本から北日本にかけて所によって記録的な大雨となり、気象庁はこの大雨を「平成20年8月末豪雨」と命名した。
1時間降水量は愛知県岡崎市で146.5mm、千葉県我孫子市で105.0mm、期間降水量は岡崎市で447.5mmなど所によって400mmを超えたほか、東京都八王子市でも295.0mmを記録した。この大雨で、各地で土砂災害や浸水被害が相次いで発生し、全国で2人が死亡し、損壊・浸水家屋は22,000棟を超えた。
また、28日夜遅くには京王高尾線の列車が、高尾~高尾山口駅間を走行中に大雨によって崩れた土砂に乗り上げ脱線する事故も発生したが、人的被害はなかった。
参考資料
- 内閣府「平成20年8月末豪雨による被害状況等について」
- 気象庁「平成20年8月末豪雨について」