平成15年台風14号(2003年)
2003年(平成15年)9月10日から14日にかけて台風14号が日本列島に接近した。
マリアナ諸島で発生した台風14号は発達しながら北西に進み、中心気圧910hPa、最大瞬間風速55m/sの猛烈な強さとなって11日明け方に宮古島付近を通過し、その後は東シナ海から日本海へ進んだ。
宮古島は過去にも度々勢力の強い台風が襲来しているが、この台風の通過時の最低気圧912.0hPaは全国の歴代4位、また最大瞬間風速74.1m/sは同地における歴代4位の記録となっている。また、期間降水量も西日本で300~450mm超に達した。この台風で、全国で3人が死亡、110人が負傷し、浸水・損壊家屋は1,900棟以上にのぼった。