ポルトガル・リスボン大地震(1755年)
1755年11月1日9時20分頃(現地時間)、ポルトガルの西南西200kmの大西洋を震源とする、マグニチュード8.5~9.0相当といわれる巨大な地震が発生した。
大航海時代に隆盛を極めたポルトガルの首都・リスボンの被害が特に大きく、最大30mもの高さの津波や、6日間続いた火災の影響で、死者90,000人、当時のリスボン市内の85%ともいわれる建物倒壊の被害を出した。
この地震は、国家主導で災害対応が行われた最初の災害とされている。
参考資料
- ひょうご震災記念21世紀研究機構研究調査本部「リスボン地震とその文明史的意義の考察」
- 防災情報機構「災害史は語るNo.142 リスボンを襲った大地震・津波」(防災情報新聞 伊藤和明のインサイト・アウト)