新潟県で暴風雪による大規模停電(2005年)
2005年(平成17年)12月22日8時10分頃、新潟市をはじめとする新潟県下越地方で最大で650,000軒に及ぶ大規模な停電が発生し、完全復旧までに7時間を要した。
停電発生当時、新潟県内は強い冬型の気圧配置となっており、日本海から塩分を含んだ雪が吹き込み送電線に付着して絶縁が低下したことや、風速25m/s以上の暴風によって着雪した送電線が異常振動する「ギャロッピング現象」が発生し、近接する送電線が相互に接触してショートするなどしたため、複数の送電系統が相次いで故障したことが停電拡大の要因となった。