インドネシア・スラウェシ島地震(2018年)
2018年(平成30年)9月28日19時2分頃(日本時間28日21時2分頃)、インドネシア・スラウェシ島中部を震源とするマグニチュード7.5の地震が発生した。震源は内陸だったものの津波が発生し、震源に近いドンガラ県や湾の奥に位置するパル市などでは最大6mの津波が観測された。この地震と津波の影響で、死者・行方不明者が約3,300人、負傷者が約10,500人、家屋倒壊が約68,000棟、避難者が約206,000人の甚大な被害が生じた。津波の発生については、地震による断層の破壊が海域まで及んでいたことに加えて地滑りとの関係も指摘されている。また、パル市では津波の被害に加えて、広範囲での液状化現象の発生もあり、こちらも被害拡大の一因となった。