米カリフォルニア州山火事

米加州で大規模な山火事 提供:ロイター/アフロ

 2018年(平成30年)11月8日、アメリカ・カリフォルニア州で大規模な山火事が相次いで発生した。このうち、同州北部ビュート郡で発生した山火事「キャンプ・ファイア」では、85人が死亡、200人以上が行方不明となったほか、約14,000棟の家屋が損壊、62,000haが焼失し、約25,000人が避難を余儀された。また、同州南部ベンチュラ郡の山火事「ウールジー・ファイア」では、3人が死亡、400棟以上が損壊、約200,000人が避難するなどの被害となった。

 カリフォルニア州では、空気が乾燥する春から9月頃を中心に毎年のように山火事が発生しているが、今回の山火事のうち、州北部で発生した「キャンプ・ファイア」による死者数は、1933年(昭和8年)にロサンゼルスの自然公園グリフィスパークで発生した火事の死者数29人を超え、同州史上最悪の山火事となった。この州北部で発生した山火事では、人口20,000人余りのパラダイスの市街地がほぼ焼失したが、市街地から脱出することのできる道路が少なく、その道路に車で避難しようとした避難者が殺到し、渋滞が発生したことで、避難中に火や煙に巻かれて死亡した人も多く、避難誘導に課題が残った。

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明治5年12月2日(1872年12月31日)以前の災害は旧暦で記載しています。

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