アフガニスタン地震(2022年)
現地時間2022年(令和4年)6月22日未明、アフガニスタン東部ホスト州を震源とするマグニチュード5.9の地震が発生し、東部のパクティカ州を中心に少なくとも死者約1,100人、負傷者約1,600人、家屋の全半壊約10,000棟にのぼる被害となった。また、隣接するパキスタン西部でも屋根の崩落で1人が死亡した。
被災地では、道路が土砂崩れで不通となったことや、通信や電力が遮断されたことに加え、武装勢力の活動により治安が悪い地域であることや、同時期に首都カブールを中心に約400人が死亡した大雨による洪水の被害が発生したことなどから、正確な被害の把握や支援が困難となった。このため、避難先のない住民が、食料を持たずに野外で過ごすようなこともあったという。
参考資料
- 気象庁「令和4年(2022年)の世界の主な地震」
- 日本赤十字社「【終了】2022年アフガニスタン地震救援」