雲仙普賢岳で大規模火砕流

雲仙・普賢岳噴火災害 提供:Fujifotos/アフロ

 1991年(平成3年)6月3日16時8分頃、長崎県の雲仙岳(普賢岳)で大規模な火砕流が発生し、43人が死亡・行方不明となった。前年の1990年(平成2年)から始まった噴火活動がこの年になって活発化し、5月には地獄跡火口に溶岩ドームが形成され、この溶岩ドームの崩落による火砕流が頻発していた。

 この大規模な火砕流では、避難勧告区域内にいた消防団員や報道関係者、研究者らが多数犠牲となり、火山活動の情報提供に課題を残した。

この災害の記録写真

参考資料

  • 杉本伸一・長井大輔「雲仙火山1991年6月3日の火砕流による人的被害(九大理研報(地球惑星)22巻3号)」

災害カレンダー

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明治5年12月2日(1872年12月31日)以前の災害は旧暦で記載しています。

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