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火山の状況に関する解説情報 2018年9月19日 16時00分現在
<火口周辺警報(噴火警戒レベル2、火口周辺規制)が継続>
 吾妻山では、小規模な噴火が発生する可能性があります。大穴火口から概ね1.5kmの範囲で警戒してください。
仙台管区気象台 発表
火山の活動状況など
 本日(19日)、陸上自衛隊東北方面隊の協力により実施した上空からの観測では、前回(3月13日)の上空からの観測と比較して大穴火口北西の地熱域にわずかな拡大が認められましたが、大穴火口及びその周辺の地熱域や噴気の状況に大きな変化はみられませんでした。

 だいち2号が昨日(18日)に観測したSARデータを使用した解析によると、大穴火口の北西側で、6月の観測ではみられなかった隆起とみられる変化が認められました。 

 浄土平観測点(大穴火口の東南東約1km)に設置している傾斜計では、西北西(大穴火口方向)上がりの傾斜変動が継続しています。
 火山性地震は、8月中旬頃から増減を繰り返しながらやや多い状態で経過しています。震源は大穴火口付近直下の浅いところと推定されます。
 本日06時58分には、最大振幅が1.3マイクロm/s、継続時間が約13分10秒の火山性微動が発生しました。 
 本日15時までの火山性地震と火山性微動の発生回数(速報値)は次のとおりです。
                火山性地震   火山性微動
 8月 1日から31日まで    113回      0回
 9月 1日から16日まで    140回      1回
   17日             1回      0回
   18日             0回      0回
   19日15時まで        0回      1回

 監視カメラによる観測では、大穴火口とその付近の噴気等の状況に特段の
変化はみられません。
噴火警戒レベルごとの情報、警戒事項など
<レベル2(火口周辺規制)> 吾妻山
防災上の注意事項など
 大穴火口から概ね1.5kmの範囲では、噴火に伴う弾道を描いて飛散する大きな噴石に警戒してください。
 地元自治体等の指示に従って危険な地域には立ち入らないでください。
 また、大穴火口の風下側では降灰及び風の影響を受ける小さな噴石、火山ガスに注意してください。
次回発表予定日時
 次の火山の状況に関する解説情報は、20日(木)16時頃に発表の予定です。
 なお、火山活動の状況に変化があった場合には、随時お知らせします。

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