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火山の状況に関する解説情報 2017年2月17日 16時00分現在
<火口周辺警報(噴火警戒レベル2、火口周辺規制)が継続>
 2月10日から2月17日15時までの草津白根山の活動状況をお知らせ
します。
気象庁地震火山部 発表
火山の活動状況など
 火山活動はやや活発な状態で経過しています。
 監視カメラによる観測では、引き続き湯釜北側噴気地帯の噴気孔から噴気が認められており、湯釜火口及び水釜火口周辺の熱活動が高まった状態は継続していると推定されます。
 全磁力観測によると、2014年5月以降の湯釜近傍地下の温度上昇を示唆する変化は、2014年7月に停滞したものの、温度低下を示唆する変化には転じていません。
 また、東京工業大学によると、2014年以降、湯釜湖水の化学組成は火山活動の活発化を示す状態が確認されています。
 なお、東京工業大学のカメラ(湯釜火口内)では、火口内に特段の変化は認められません。火山性地震は少なく、地殻変動観測に特段の変化は認められません。

 火山性地震の発生回数(速報値を含む)は以下のとおりです。
             火山性地震
  2月 10日         1回
     11日         0回
     12日         0回
     13日         0回
     14日         6回
     15日         0回
     16日         0回
     17日(15時まで)  0回
噴火警戒レベルごとの情報、警戒事項など
<レベル2(火口周辺規制)> 草津白根山
防災上の注意事項など
 湯釜火口から概ね1キロメートルの範囲では、小規模な噴火に伴う弾道を描いて飛散する大きな噴石に警戒してください。地元自治体等の指示に従って危険な地域には立ち入らないでください。
 風下側では、火山灰だけでなく小さな噴石が遠方まで風に流されて降るため注意してください。
 また、ところどころで火山ガスの噴出が見られます。周辺のくぼ地や谷地形などでは高濃度の火山ガスが滞留する事がありますので、注意してください。
次回発表予定日時
次の火山の状況に関する解説情報は、24日(金)16時頃に発表の予定
です。
なお、火山活動の状況に変化があった場合には、随時お知らせします。