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火山の状況に関する解説情報 2018年7月16日 16時00分現在
<火口周辺警報(噴火警戒レベル2、火口周辺規制)が継続>
 7月13日から7月16日15時までの白根山(湯釜付近)及び本白根山の活動状況をお知らせします。
気象庁地震火山部 発表
火山の活動状況など
【白根山(湯釜付近)】
 白根山(湯釜付近)の火山性地震は、12日以降概ね多い状態が続いています。
 14日と15日に、継続時間2分未満の振幅の小さな火山性微動が発生しました。この微動の発生前後で火山活動に変化はありませんでした。
 湯釜付近の火山性地震、火山性微動の発生回数(速報値を含む)は以下のとおりです。
               火山性地震  火山性微動
  7月 13日          9回     0回
     14日         16回     1回
     15日         31回     1回
     16日(15時まで)   5回     0回
 湯釜火口付近の傾斜計で4月23日頃よりみられている変化は、6月中旬頃より鈍化しつつも継続しています。
 全磁力観測では、4月下旬頃から湯釜付近の地下浅部の温度上昇を示唆する変化がみられています。
 東京工業大学の監視カメラによると、湯釜火口内では、6月下旬頃から湯釜の中央部で灰から灰白色の変色域がみられており、湯釜への火山性流体の供給量が増加していると考えられます。
 引き続き、白根山(湯釜付近)では火山活動が高まっていると考えられ、今後、湯釜火口から概ね1kmの範囲に影響を及ぼす噴火が発生する可能性があります。
【本白根山】
 本白根山では、今期間、火山性地震は5回観測しています。
 監視カメラによる観測では、本白根山の火口付近の噴気は2月22日を最後に観測されていません。
噴火警戒レベルごとの情報、警戒事項など
<レベル2(火口周辺規制)> 草津白根山
防災上の注意事項など
【白根山(湯釜付近)】
 湯釜火口から概ね1kmの範囲では、噴火に伴う弾道を描いて飛散する大きな噴石に警戒してください。地元自治体等の指示に従って危険な地域には立ち入らないでください。
 噴火時には、風下側では火山灰だけでなく小さな噴石が風に流されて降るため注意してください。

【本白根山】
 本白根山の火口から概ね1kmの範囲では、噴火に伴う弾道を描いて飛散する大きな噴石に警戒してください。地元自治体等の指示に従って危険な地域には立ち入らないでください。
 噴火時には、風下側では火山灰だけでなく小さな噴石が風に流されて降るため注意してください。
次回発表予定日時
 次の火山の状況に関する解説情報は、20日(金)16時頃に発表の予定です。
 なお、火山活動の状況に変化があった場合には、随時お知らせします。