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火山の状況に関する解説情報 2017年12月1日 16時00分現在
<火口周辺警報(噴火警戒レベル2、火口周辺規制)が継続>
 11月27日から12月1日15時までの浅間山の活動状況をお知らせします。
気象庁地震火山部 発表
火山の活動状況など
 今期間、噴煙の状況は、一時的に火口縁上400メートル程度まで上がったほかは、概ね200メートル以下で推移しています。夜間に高感度のカメラで、山頂火口の微弱な火映を観測しています。
 11月29日に実施した現地調査では、火山ガス(二酸化硫黄)の放出量は1日あたり800トン(前回11月14日400トン)とやや多い状態でした。
 2015年4月下旬頃から増加している山頂直下のごく浅いところを震源とする体に感じない火山性地震は、今期間やや少ない状態で経過しています。

 火山性地震、火山性微動の発生回数(速報値を含む)は以下のとおりです。
                火山性地震  火山性微動
 11月 27日          21回     1回
     28日          23回     0回
     29日          44回     0回
     30日          25回     0回
 12月  1日(15時まで)   47回    10回

 山頂の南南西にある塩野山の傾斜計では、西または北西上がりのわずかな変化が続いています。
 火山活動はやや活発な状態で経過しています。今後も火口周辺に影響を及ぼす小規模な噴火が発生する可能性があります。
噴火警戒レベルごとの情報、警戒事項など
<レベル2(火口周辺規制)> 浅間山
防災上の注意事項など
 火口から概ね2キロメートルの範囲では弾道を描いて飛散する大きな噴石に警戒してください。
 登山者等は地元自治体等の指示に従って危険な地域には立ち入らないでください。
 また風下側では、火山灰だけでなく小さな噴石が遠方まで風に流されて降るため注意してください。
次回発表予定日時
 次の火山の状況に関する解説情報は、4日(月)16時頃に発表の予定です。
 なお、火山活動の状況に変化があった場合には、随時お知らせします。