- 火山の状況に関する解説情報
2018年12月5日 10時00分現在
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<噴火予報(噴火警戒レベル1、活火山であることに留意)が継続>
焼岳では、昨日(4日)20時頃から山頂の東2km付近で地震活動が活発化しています。
- 気象庁地震火山部 発表
- 火山の活動状況など
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焼岳では、12月4日20時頃から山頂の東2km付近で海面下約3kmのやや深いところを震源とする地震活動が活発化しており、現在も継続しています。
やや振幅の大きな地震(南峰南東観測点の上下動で30μm/s以上)の発生回数(速報値)は、12月4日19時から24時まで67回、5日0時から9時まで12回です。
今回の地震活動は山頂の東を震源としており、11月22日から活発化した地震活動の場所(山頂の北西1kmから2kmを震源とする)とは異なります。
山頂付近の浅い場所で発生する低周波地震や火山性微動は観測されておらず、また、地殻変動や噴煙の状況にも特段の変化はありません。
この地震に関連して浅部の火山活動の活発化を示す現象は認められていません。
- 噴火警戒レベルごとの情報、警戒事項など
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<レベル1(活火山であることに留意)>
焼岳
- 防災上の注意事項など
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山頂付近では噴気や火山ガスの噴出に注意してください。
登山する際はヘルメットを持参するなどの安全対策をしてください。
- 次回発表予定日時
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次の火山の状況に関する解説情報は、5日(水)16時頃に発表の予定です。
なお、火山活動の状況に変化があった場合には、随時お知らせします。