- 火山の状況に関する解説情報
2019年9月17日 9時00分現在
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<噴火予報(噴火警戒レベル1、活火山であることに留意)が継続>
焼岳では、7月27日以降、空振を伴う火山性地震がしばしば発生しています。活火山であることに留意し、今後の火山活動の推移に注意してください。
- 気象庁地震火山部 発表
- 火山の活動状況など
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昨日(16日)22時24分、焼岳で空振を伴う火山性地震が発生しました。振幅は、山頂から南東へ1kmの南峰南東観測点の上下動で76マイクロメートル/秒で、7月27日以降に発生した空振を伴う最大の火山性地震(南峰南東観測点の上下動で113マイクロメートル/秒)よりも小さいものでした。この地震以外にも空振を伴う振幅の小さな火山性地震が16日に1回、17日09時までに2回発生しています。空振を伴う火山性地震の発生は9月5日以来です。
焼岳では、7月27日以降、空振を伴う火山性地震がしばしば発生しています。山頂付近の噴気活動や地殻変動に現時点では活発化を示す変化は認められていませんが、これらの活動は、山頂付近の微小な地震活動が継続するなか発生していますので、今後の火山活動の推移に注意してください。
- 噴火警戒レベルごとの情報、警戒事項など
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<レベル1(活火山であることに留意)>
焼岳
- 防災上の注意事項など
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今後、火山活動が急変する可能性もありますので、登山する際は、火山活動の異変に注意するとともに、山頂付近では突発的に火山ガス等が噴出する可能性がありますので、ヘルメットを着用するなどの安全対策をした上で、噴気地帯にはとどまらないでください。
- 次回発表予定日時
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火山活動の状況に変化があった場合には、随時お知らせします。