- 噴火警報・予報
2020年12月18日 14時00分現在
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<西之島の火口周辺警報(入山危険)を切替>
山頂火口から概ね1.5kmの範囲では、噴火に伴う弾道を描いて飛散する大きな噴石に警戒してください。
<火口周辺警報(入山危険)が継続>
- 気象庁 発表
- 火山の活動状況など
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海上保安庁の上空からの観測や気象庁の海上からの観測によると、西之島では、2020年8月下旬以降、噴火は確認されていません。また、気象衛星ひまわりの観測でも、9月以降、噴煙は観測されていないほか、西之島付近で周囲に比べて地表面温度の高い領域は認められず、溶岩の流出も停止していると推定されます。
これらのことから、西之島の火山活動は低下しており、山頂火口から概ね2.5kmの範囲に影響を及ぼす噴火が発生する可能性は低くなったと考えられます。
一方、2020年8月まで長期間噴火が繰り返し発生しており、現在でも山頂火口内及びその周辺で噴気や高温領域が確認されていることから、今後、噴火が再開する可能性があります。山頂火口から概ね1.5kmの範囲では引き続き警戒が必要です。
- 噴火警戒レベルごとの情報、警戒事項など
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<入山危険>
西之島
- 対象市区町村など
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東京都小笠原村
- 防災上の注意事項など
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山頂火口から概ね1.5kmの範囲では、噴火に伴う弾道を描いて飛散する大きな噴石に警戒してください。
また、島内ではこれまでの噴火で流れ出た溶岩は、表面が冷え固まっていても、地形的に崩れやすくなっている可能性が考えられますので、山頂火口から概ね1.5kmを超える範囲でも注意が必要です。