- 火山の状況に関する解説情報
2019年7月26日 16時00分現在
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<火口周辺警報(噴火警戒レベル2、火口周辺規制)が継続>
中岳第一火口では、小規模な噴火が発生しました。中岳第一火口から概ね1kmの範囲では、噴火に伴う弾道を描いて飛散する大きな噴石及び火砕流に警戒してください。
- 福岡管区気象台 発表
- 火山の活動状況など
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中岳第一火口では、本日(26日)07時57分に小規模な噴火が発生し、14時まで継続しました。灰白色の噴煙が最大で火口縁上1600mまで上がり、北西へ流れました。大きな噴石は観測されませんでした。噴火の発生は5月31日以来です。
23日および25日に実施した現地調査では、火山ガス(二酸化硫黄)の放出量は概ね2500トンと多い状態で、本日は3600トンとさらに増加しました。
本日実施した現地調査および聞き取りによる降灰調査では、阿蘇山の北側(熊本県南小国町)から北東側(大分県九重町)の範囲の一部で、少量の降灰を確認しました。
火山性微動の振幅は、昨夜から今朝にかけて一時的に大きくなりました。
孤立型微動及び火山性地震は引き続き多い状態が続いています。
GNSS連続観測では、草千里を挟む基線で続いていたわずかな伸びは、6月頃から鈍化または停滞の傾向を示しています。
火山活動が高まっていますので、中岳第一火口から概ね1kmの範囲に影響を及ぼす噴火の可能性があります。
- 噴火警戒レベルごとの情報、警戒事項など
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<レベル2(火口周辺規制)>
阿蘇山
- 防災上の注意事項など
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中岳第一火口から概ね1kmの範囲では、噴火に伴う弾道を描いて飛散する大きな噴石及び火砕流に警戒してください。
風下側では、火山灰だけでなく小さな噴石が遠方まで風に流されて降るおそれがあるため注意してください。また、火山ガスに注意してください。
地元自治体等の指示に従って危険な地域には立ち入らないでください。
- 次回発表予定日時
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次の火山の状況に関する解説情報は、29日(月)16時頃に発表の予定です。
なお、火山活動の状況に変化があった場合には、随時お知らせします。