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火山の状況に関する解説情報 2019年10月21日 16時00分現在
<火口周辺警報(噴火警戒レベル2、火口周辺規制)が継続>
 火山性微動の振幅は大きい状態、火山ガス(二酸化硫黄)の放出量は非常に多い状態で経過しています。中岳第一火口から概ね1kmの範囲では、噴火に伴う弾道を描いて飛散する大きな噴石及び火砕流に引き続き警戒してください。
福岡管区気象台 発表
火山の活動状況など
 中岳第一火口で10月7日に発生した噴火は、本日(21日)15時現在も継続しています。18日以降、噴煙は最高で火口縁上1200mまで上がりました。
 
 火山性微動の振幅は、変動を繰り返しながら大きい状態で経過しています。孤立型微動及び火山性地震の回数は引き続き多い状態で経過し、時々振幅のやや大きな地震が発生しています。
 
 火山ガス(二酸化硫黄)の放出量は、非常に多い状態で経過しています。
 
 夜間には、火映(高感度の草千里監視カメラによる)を観測しています。
 
 GNSS連続観測では、深部にマグマだまりがあると考えられている草千里を挟む基線において、2014年頃からの伸びの傾向が維持されています。
 
 このように、火山活動の高まった状態が続いています。
噴火警戒レベルごとの情報、警戒事項など
<レベル2(火口周辺規制)> 阿蘇山
防災上の注意事項など
 中岳第一火口から概ね1kmの範囲では、噴火に伴う弾道を描いて飛散する大きな噴石及び火砕流に警戒してください。
 風下側では、火山灰だけでなく小さな噴石が遠方まで風に流されて降るおそれがあるため注意してください。また、火山ガスに注意してください。
 地元自治体等の指示に従って危険な地域には立ち入らないでください。
次回発表予定日時
 次の火山の状況に関する解説情報は、25日(金)16時頃に発表の予定です。
 なお、火山活動の状況に変化があった場合には、随時お知らせします。