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火山の状況に関する解説情報 2021年6月4日 16時00分現在
<火口周辺警報(噴火警戒レベル2、火口周辺規制)が継続>
 5月28日から6月4日15時までの阿蘇山の活動状況についてお知らせします。
福岡管区気象台 発表
火山の活動状況など
 阿蘇山では、火山性微動の振幅が概ね小さい状態で経過していますが、時々やや大きくなるなど変動を繰り返しています。

 中岳第一火口では、白色の噴煙が最高で火口縁上400mまで上がりました。

 6月1日に実施した現地調査では、火口底に湯だまりはなく、前回(5月25日)と比較して火口内の状況に変化はありませんでした。また、6月2日に実施した現地調査では、火山ガス(二酸化硫黄)の1日あたりの放出量は、300トン(5月25日、300トン)と引き続き少ない状態です。
 
 地殻変動観測では、特段の変化は認められません。
 
 火山性微動の振幅が、時々やや大きくなるなど変動を繰り返しており、中岳第一火口から、概ね1kmの範囲に影響を及ぼす程度の噴火が発生するおそれがあります。
噴火警戒レベルごとの情報、警戒事項など
<レベル2(火口周辺規制)> 阿蘇山
防災上の注意事項など
 中岳第一火口から概ね1kmの範囲では、噴火に伴う弾道を描いて飛散する大きな噴石及び火砕流に警戒してください。
 風下側では、火山灰だけでなく小さな噴石が遠方まで風に流されて降るおそれがあるため注意してください。また、火山ガスに注意してください。
 地元自治体等の指示に従って危険な地域には立ち入らないでください。
次回発表予定日時
 次の火山の状況に関する解説情報は、11日(金)16時頃に発表の予定です。
 なお、火山活動の状況に変化があった場合には、随時お知らせします。