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火山の状況に関する解説情報 2017年4月7日 16時00分現在
<火口周辺警報(噴火警戒レベル3、入山規制)が継続>
 4月3日から4月7日15時までの桜島の活動状況をお知らせします。南
岳山頂火口及び昭和火口から1kmを超えて飛散する大きな噴石や小規模な
火砕流を伴う爆発的噴火が発生するおそれがあります。
福岡管区気象台 鹿児島地方気象台 発表
火山の活動状況など
 南岳山頂火口では、4日10時02分に噴火が発生し、噴煙が火口縁上1200mまで上がりました。
 4日に実施した現地調査では、桜島島内の鹿児島市桜島小池町付近(南岳山頂火口から北西側約3km)で、この噴火に伴って降ったと推定されるやや多量の火山灰を確認しました。

 昭和火口では、噴火は観測されていません。

 3日に実施した現地調査では、火山ガス(二酸化硫黄)の放出量は1日あたり200トン(前回3月7日300トン)と少ない状態でした。

 火山性地震は概ね少ない状態で経過しています。噴火に伴う火山性微動を観測しました。

 4月3日からの火山性地震、火山性微動、爆発的噴火の回数は以下のとおりです。なお、回数は速報値であり、精査の結果、後日変更することがあります。

              火山性地震  火山性微動  爆発的噴火
   4月 3日        47回     0回     0回
      4日        32回     1回     0回
      5日        11回     1回     0回
      6日        68回     0回     0回
      7日15時まで   13回     0回     0回

 地殻変動観測では、姶良カルデラの地下深部の膨張が継続していることから、今後も噴火活動が継続すると考えられます。
噴火警戒レベルごとの情報、警戒事項など
<レベル3(入山規制)> 桜島
防災上の注意事項など
 昭和火口及び南岳山頂火口から概ね2kmの範囲では、噴火に伴う弾道を描いて飛散する大きな噴石及び火砕流に警戒してください。
 風下側では、火山灰だけでなく小さな噴石(火山れき)が遠方まで風に流されて降るため注意してください。
 爆発的噴火に伴う大きな空振によって窓ガラスが割れるなどのおそれがあるため注意してください。また、降雨時には土石流に注意してください。
次回発表予定日時
次の火山の状況に関する解説情報は、10日(月)16時頃に発表の予定
です。
なお、火山活動の状況に変化があった場合には、随時お知らせします。