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火山の状況に関する解説情報 2017年5月1日 17時05分現在
<火口周辺警報(噴火警戒レベル3、入山規制)が継続>
 4月28日16時00分に発表した火山の状況に関する解説情報第35号
を訂正します。
 4月28日から5月1日15時までの桜島の活動状況をお知らせします。
南岳山頂火口及び昭和火口から1kmを超えて飛散する大きな噴石や小規模
な火砕流を伴う爆発的噴火が引き続き発生するおそれがあります。
福岡管区気象台 鹿児島地方気象台 発表
火山の活動状況など
 桜島では、活発な噴火活動が続いています。
 昭和火口では、噴火を16回観測し、このうち2回が爆発的噴火でした。弾道を描いて飛散する大きな噴石が5合目(昭和火口より500から800m)まで達しました。

 南岳山頂火口では、4月28日21時28分に噴火が観測されました。

 4月28日に実施した現地調査では、火山ガス(二酸化硫黄)の放出量は1日あたり300トン(前回4月19日500トン)とやや少ない状態でした。

 火山性地震は少ない状態で経過しています。噴火に伴う火山性微動を観測しています。

 4月28日からの火山性地震、火山性微動、爆発的噴火の回数は以下のとおりです。なお、回数は速報値であり、精査の結果、後日変更することがあります。

              火山性地震  火山性微動  爆発的噴火
   4月28日        12回    12回     2回
     29日         8回    10回     0回
     30日         2回    12回     0回
   5月 1日15時まで    8回    10回     0回
 
 姶良カルデラの地下深部の膨張が継続していることから、今後も噴火活動が継続すると考えられます。

<訂正個所>
 「1.火山活動の状況」の昭和火口での噴火回数を「17回」から「16回」に訂正します。
噴火警戒レベルごとの情報、警戒事項など
<レベル3(入山規制)> 桜島
防災上の注意事項など
 昭和火口及び南岳山頂火口から概ね2kmの範囲では、噴火に伴う弾道を描いて飛散する大きな噴石及び火砕流に警戒してください。
 風下側では、火山灰だけでなく小さな噴石(火山れき)が遠方まで風に流されて降るため注意してください。
 爆発的噴火に伴う大きな空振によって窓ガラスが割れるなどのおそれがあるため注意してください。また、降雨時には土石流に注意してください。

発表中の防災情報

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