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火山の状況に関する解説情報 2018年1月19日 16時00分現在
<火口周辺警報(噴火警戒レベル3、入山規制)が継続>
 1月15日から1月19日15時までの桜島の活動状況をお知らせします。昭和火口及び南岳山頂火口から1kmを超えて飛散する大きな噴石や小規模な火砕流を伴う爆発的噴火が引き続き発生するおそれがあります。
福岡管区気象台 鹿児島地方気象台 発表
火山の活動状況など
 桜島では、活発な噴火活動が続いています。

 南岳山頂火口では、噴火が8回発生し、このうち2回が爆発的噴火でした。噴煙は最高で火口縁上2500mまで上がりました。弾道を描いて飛散する大きな噴石が最大で9合目(南岳山頂火口より300mから500m)まで達しました。また、同火口では、15日未明に高感度の監視カメラで火映を観測しました。
 昭和火口では、噴火は観測されていません。

 16日に実施した現地調査では、火山ガス(二酸化硫黄)の放出量は1日あたり2600トン(前回2017年12月25日、1800トン)と多い状態でした。

 火山性地震及び火山性微動は少ない状態で経過しています。

 1月15日からの火山性地震、火山性微動、爆発的噴火の回数は以下のとおりです。なお、回数は速報値であり、精査の結果、後日変更することがあります。

              火山性地震  火山性微動  爆発的噴火
   1月15日         6回     0回     1回
     16日         5回     0回     1回
     17日        15回     1回     0回
     18日         7回     3回     0回
     19日15時まで    1回     1回     0回

 姶良カルデラ(鹿児島湾奥部)の地下深部へのマグマ供給が継続しており、今後も噴火活動が継続する可能性があります。
噴火警戒レベルごとの情報、警戒事項など
<レベル3(入山規制)> 桜島
防災上の注意事項など
 昭和火口及び南岳山頂火口から概ね2kmの範囲では、噴火に伴う弾道を描いて飛散する大きな噴石及び火砕流に警戒してください。
 風下側では、火山灰だけでなく小さな噴石(火山れき)が遠方まで風に流されて降るため注意してください。
 爆発的噴火に伴う大きな空振によって窓ガラスが割れるなどのおそれがあるため注意してください。また、降雨時には土石流に注意してください。
次回発表予定日時
 次の火山の状況に関する解説情報は、22日(月)16時頃に発表の予定です。
 なお、火山活動の状況に変化があった場合には、随時お知らせします。

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