- 火山の状況に関する解説情報
2018年7月27日 16時00分現在
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<火口周辺警報(噴火警戒レベル3、入山規制)が継続>
7月23日から7月27日15時までの桜島の活動状況をお知らせします。南岳山頂火口及び昭和火口から1kmを超えて飛散する大きな噴石や小規模な火砕流を伴う噴火が引き続き発生するおそれがあります。
- 福岡管区気象台 鹿児島地方気象台 発表
- 火山の活動状況など
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桜島では、活発な噴火活動が続いています。
南岳山頂火口では、噴火が7回発生し、このうち5回が爆発的噴火でした。噴煙は最高で火口縁上2500mまで上がり、弾道を描いて飛散する大きな噴石が最大で5合目(南岳山頂火口より1000mから1300m)まで達しました。また、同火口では夜間に高感度の監視カメラで火映を時々観測しました。
26日に実施した現地観測では、火山ガス(二酸化硫黄)の放出量は1日あたり2100トン(前回7月17日、1300トン)と多い状態でした。
火山性地震は、少ない状態で経過しました。火山性微動は時々発生しています。
7月23日からの火山性地震、火山性微動、爆発的噴火の回数は以下のとおりです。なお、回数は速報値であり、精査の結果、後日変更することがあります。
火山性地震 火山性微動 爆発的噴火
7月23日 7回 0回 0回
24日 6回 2回 1回
25日 15回 1回 1回
26日 16回 7回 2回
27日15時まで 12回 1回 1回
GNSS連続観測では、姶良カルデラ(鹿児島湾奥部)の地下深部の膨張を示す基線の伸びは2018年3月頃から鈍化しているものの、地下深部へのマグマの供給は継続していると考えられます。
桜島では、今後も南岳山頂火口を中心に、噴火活動が継続すると考えられます。
- 噴火警戒レベルごとの情報、警戒事項など
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<レベル3(入山規制)>
桜島
- 防災上の注意事項など
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南岳山頂火口及び昭和火口から概ね2kmの範囲では、噴火に伴う弾道を描いて飛散する大きな噴石及び火砕流に警戒してください。
風下側では、火山灰だけでなく小さな噴石(火山れき)が遠方まで風に流されて降るため注意してください。
爆発的噴火に伴う大きな空振によって窓ガラスが割れるなどのおそれがあるため注意してください。なお、今後の降灰状況次第では、降雨時に土石流が発生する可能性がありますので留意してください。
- 次回発表予定日時
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次の火山の状況に関する解説情報は、30日(月)16時頃に発表の予定です。
なお、火山活動の状況に変化があった場合には、随時お知らせします。