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火山の状況に関する解説情報 2020年8月7日 16時00分現在
<火口周辺警報(噴火警戒レベル3、入山規制)が継続>
 8月3日から7日15時までの桜島の活動状況をお知らせします。南岳山頂火口及び昭和火口から1kmを超えて飛散する大きな噴石や小規模な火砕流を伴う噴火が発生するおそれがあります。
福岡管区気象台 鹿児島地方気象台 発表
火山の活動状況など
 南岳山頂火口では、7月9日以降、噴火(ごく小規模な噴火を含む)は観測されていません。
 
 本日(7日)09時30分頃から、桜島の南西側を震源とする火山性地震が増加し、09時台に26回発生しています。その後10時から15時までに、25回発生しています。火山性微動は観測されていません。

 8月3日に実施した現地調査では、火山ガス(二酸化硫黄)の放出量は1日あたり700トンと前回の観測(7月21日、600トン)と同様、やや少ない状態でした。

 桜島では、姶良カルデラ(鹿児島湾奥部)の地下深部でへのマグマ供給、蓄積が継続しており、桜島島内地下へのマグマ供給も続いていることから、南岳山頂火口を中心に、噴火活動が再び活発化する可能性があります。今後の火山情報に注意してください。

 火山性地震、火山性微動、爆発の回数は以下のとおりです。なお、回数は速報値であり、精査の結果、後日変更することがあります。
 
           火山性地震 火山性微動   爆発
  8月3日        0回    0回   0回
    4日        0回    0回   0回
    5日        1回    0回   0回
    6日        0回    0回   0回    
    7日15時まで  51回    0回   0回
噴火警戒レベルごとの情報、警戒事項など
<レベル3(入山規制)> 桜島
防災上の注意事項など
 南岳山頂火口及び昭和火口から概ね2kmの範囲では、噴火に伴う弾道を描いて飛散する大きな噴石及び火砕流に警戒してください。
 風下側では、火山灰だけでなく小さな噴石が遠方まで風に流されて降るため注意してください。
 爆発に伴う大きな空振によって窓ガラスが割れるなどのおそれがあるため注意してください。なお、今後の降灰状況次第では、降雨時に土石流が発生する可能性がありますので留意してください。
次回発表予定日時
 次の火山の状況に関する解説情報は、10日(月)16時頃に発表の予定です。
 なお、火山活動の状況に変化があった場合には、随時お知らせします。