- 火山の状況に関する解説情報
2018年6月15日 16時00分現在
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<火口周辺警報(噴火警戒レベル2、火口周辺規制)が継続>
6月11日から6月15日15時までの口永良部島の活動状況をお知らせします。
- 福岡管区気象台 鹿児島地方気象台 発表
- 火山の活動状況など
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新岳火口では、噴煙は白色で火口縁上400mまで上がりました。
火山性地震は概ね多い状態で経過しています。火山性微動は観測されていません。
6月11日から15日の火山性地震の回数は以下のとおりです。なお、回数は速報値であり、精査の結果、後日変更することがあります。
6月11日 11回
12日 7回
13日 11回
14日 12回
15日15時まで 11回
6月12日に東京大学大学院理学系研究科、京都大学防災研究所、屋久島町及び気象庁が実施した観測では、火山ガス(二酸化硫黄)の放出量は、1日あたり200トンから300トン(前回6月10日、200トン)でした。
12日から14日にかけて実施した現地調査では、前回(5月25日)と比べ噴煙及び熱異常域の状況に特段の変化は認められませんでした。
地殻変動観測では、火山活動によると考えられる特段の変化は認められません。
火山性地震は概ね多い状態で経過しており、火山ガス(二酸化硫黄)の放出量も2014年8月の噴火前の水準には低下しておらず、火山活動がやや高まった状態となっています。引き続き小規模な噴火の可能性があります。
- 噴火警戒レベルごとの情報、警戒事項など
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<レベル2(火口周辺規制)>
口永良部島
- 防災上の注意事項など
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新岳火口から概ね1kmの範囲では、噴火に伴う弾道を描いて飛散する大きな噴石及び火砕流に警戒してください。また、新岳火口から西側の概ね2kmの範囲では、火砕流に警戒してください。
風下側では、火山灰だけではなく小さな噴石が遠方まで風に流されて降るおそれがあるため注意してください。
地元自治体等が行う立入規制等にも留意してください。
- 次回発表予定日時
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次の火山の状況に関する解説情報は、18日(月)16時頃に発表の予定です。
なお、火山活動の状況に変化があった場合には、随時お知らせします。