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火山の状況に関する解説情報 2018年7月30日 16時00分現在
<火口周辺警報(噴火警戒レベル2、火口周辺規制)が継続>
 7月27日から7月30日15時までの口永良部島の活動状況をお知らせします。
福岡管区気象台 鹿児島地方気象台 発表
火山の活動状況など
 新岳火口では、白色の噴煙が火口縁上600mまで上がりました。

 火山性地震は、概ねやや多い状態で経過しています。火山性微動は観測されていません。
 7月27日からの火山性地震の回数は以下のとおりです。なお、回数は速報値であり、精査の結果、後日変更することがあります。

   7月27日      14回
     28日       6回
     29日       2回
     30日15時まで  7回

 7月27日から29日に東京大学大学院理学系研究科、京都大学防災研究所、屋久島及び気象庁が実施した観測では、火山ガス(二酸化硫黄)の放出量は、1日あたり60から400トン(前回7月26日、300トン)でした。

 地殻変動観測では、火山活動によると考えられる特段の変化は認められません。

 火山性地震は、中長期的には多い状態で経過しており、火山ガス(二酸化硫黄)の放出量も2014年8月の噴火前の水準には低下しておらず、火山活動がやや高まった状態となっています。引き続き小規模な噴火の可能性があります。
噴火警戒レベルごとの情報、警戒事項など
<レベル2(火口周辺規制)> 口永良部島
防災上の注意事項など
 新岳火口から概ね1kmの範囲では、噴火に伴う弾道を描いて飛散する大きな噴石及び火砕流に警戒してください。また、新岳火口から西側の概ね2kmの範囲では、火砕流に警戒してください。
 風下側では、火山灰だけではなく小さな噴石が遠方まで風に流されて降るおそれがあるため注意してください。
 地元自治体等が行う立入規制等にも留意してください。
次回発表予定日時
 次の火山の状況に関する解説情報は、8月3日(金)16時頃に発表の予定です。
 なお、火山活動の状況に変化があった場合には、随時お知らせします。