- 火山の状況に関する解説情報
2018年8月12日 16時00分現在
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<火口周辺警報(噴火警戒レベル2、火口周辺規制)が継続>
口永良部島では、8日と10日に火山性地震が増加し、火山ガス(二酸化硫黄)の放出量も増加しています。今後の火山情報に注意してください。
- 福岡管区気象台 鹿児島地方気象台 発表
- 火山の活動状況など
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口永良部島では、8日と10日に火山性地震が増加しました。
11日に東京大学大学院理学系研究科、京都大学防災研究所、屋久島町及び気象庁が実施した観測では、火山ガス(二酸化硫黄)の放出量は1日あたり1600トン(前回10日、900トン)と多い状態です。1日あたり1000トン以上の火山ガス(二酸化硫黄)の放出量を観測したのは、2015年6月29日の1500トン以来です。
本日(12日)、新岳火口では白色の噴煙が火口縁上400mまで上がりました。
8月8日からの火山性地震の回数と火山ガス(二酸化硫黄)の1日あたりの放出量は以下のとおりです。なお、地震回数は速報値であり、精査の結果、後日変更することがあります。
火山性地震 火山ガス(二酸化硫黄)
8月 8日 36回 400トン
9日 8回 600トン
10日 37回 900トン
11日 2回 1600トン
12日15時まで 4回 不明
火山性地震が時々増加し、火山ガス(二酸化硫黄)の放出量も増加していることから、火山活動がやや高まった状態となっています。今後の火山情報に注意してください。
- 噴火警戒レベルごとの情報、警戒事項など
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<レベル2(火口周辺規制)>
口永良部島
- 防災上の注意事項など
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新岳火口から概ね1kmの範囲では、噴火に伴う弾道を描いて飛散する大きな噴石及び火砕流に警戒してください。また、新岳火口から西側の概ね2kmの範囲では、火砕流に警戒してください。
風下側では、火山灰だけではなく小さな噴石が遠方まで風に流されて降るおそれがあるため注意してください。
地元自治体等が行う立入規制等にも留意してください。
- 次回発表予定日時
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次の火山の状況に関する解説情報は、13日(月)16時頃に発表の予定です。
なお、火山活動の状況に変化があった場合には、随時お知らせします。