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火山の状況に関する解説情報 2018年11月5日 16時00分現在
<火口周辺警報(噴火警戒レベル3、入山規制)が継続>
 口永良部島では、ごく小規模な噴火が続いています。新岳火口から概ね2kmの範囲では、噴火に伴う弾道を描いて飛散する大きな噴石及び火砕流に警戒してください。
福岡管区気象台 鹿児島地方気象台 発表
火山の活動状況など
 口永良部島では、10月21日から概ねごく小規模な噴火が断続的に発生しています。本日(5日)の噴煙の高さは、最高で火口縁上1200mでした。

 火山性地震や火山性微動は、一連の噴火に伴って発生しています。これらの震源は、新岳火口付近のごく浅い場所と推定されます。

 火山ガス(二酸化硫黄)の放出量は多い状態で経過しています。

 GNSS連続観測では、島内における長い基線において、2018年7月頃に縮みの傾向から停滞へと変化し、現在は緩やかな伸びに変化したとみられます。

 10月30日からの火山性地震、火山性微動の発生回数と東京大学大学院理学系研究科、京都大学防災研究所、屋久島町及び気象庁の観測による火山ガス(二酸化硫黄)の1日あたりの放出量は以下のとおりです。いずれも速報値であり、精査の結果、後日変更することがあります。

            火山性地震 火山性微動 火山ガス
                        (二酸化硫黄)
 10月30日       36回    7回 1300トン
    31日       17回   17回  500トン
 11月 1日       35回    4回 1100トン
     2日       29回    8回  600トン
     3日       42回   13回 1000トン
     4日        7回    3回  900トン
     5日15時まで  12回    0回  調査中

 口永良部島では、引き続き火山活動が高まった状態となっていますので、新岳火口から概ね2kmの範囲に影響を及ぼす噴火の可能性があります。
噴火警戒レベルごとの情報、警戒事項など
<レベル3(入山規制)> 口永良部島
防災上の注意事項など
 新岳火口から概ね2kmの範囲では、噴火に伴う弾道を描いて飛散する大きな噴石及び火砕流に警戒してください。また、向江浜地区から新岳の南西にかけての火口から海岸までの範囲では、火砕流に警戒してください。
 風下側では、火山灰だけでなく小さな噴石が遠方まで風に流されて降るおそれがあるため注意してください。
 地元自治体等の指示に従って危険な地域には立ち入らないでください。
次回発表予定日時
 次の火山の状況に関する解説情報は、7日(水)16時頃に発表の予定です。
 なお、火山活動の状況に変化があった場合には、随時お知らせします。

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