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火山の状況に関する解説情報 2019年10月20日 16時00分現在
<火口周辺警報(噴火警戒レベル2、火口周辺規制)が継続>
 口永良部島では、火山活動が高まっている可能性があります。
福岡管区気象台 鹿児島地方気象台 発表
火山の活動状況など
 口永良部島では、18日に新岳火口付近の浅いところを震源とする規模の大きな地震(山麓で体に感じない程度)と、新岳の西側山麓のやや深い場所が震源と推定される火山性地震が発生するなど、火山性地震が多い状態となりました。

 17日からの火山性地震、火山性微動の発生回数と火山ガス(二酸化硫黄)の1日あたりの放出量は以下のとおりです。いずれも速報値であり、精査の結果、後日変更することがあります。
 
            火山性地震 火山性微動  火山ガス
                        (二酸化硫黄)
 10月17日        1回    0回    -
    18日       18回    0回    -
    19日        0回    0回  100トン
    20日15時まで   0回    0回   30トン 

 火山ガス(二酸化硫黄)の放出量は、東京大学大学院理学系研究科、京都大学防災研究所、屋久島町及び気象庁の観測によるものです。天候不良や観測条件が悪いなど観測値が得られなかった日は「-」としています。
 
 新岳火口では、本日は、白色の噴煙が最高で火口縁上100mまで上がりました。
 
 地震活動以外に特段の変化は認められませんが、今後の火山活動の変化に留意してください。
噴火警戒レベルごとの情報、警戒事項など
<レベル2(火口周辺規制)> 口永良部島
防災上の注意事項など
 新岳火口から概ね1kmの範囲では、噴火に伴う弾道を描いて飛散する大きな噴石及び火砕流に警戒してください。また、新岳火口から西側の概ね2kmの範囲では、火砕流に警戒してください。
 風下側では、火山灰だけでなく小さな噴石が遠方まで風に流されて降るおそれがあるため注意してください。
 地元自治体等の指示に従って危険な地域には立ち入らないでください。
次回発表予定日時
 次の火山の状況に関する解説情報は、21日(月)16時頃に発表の予定です。
 なお、火山活動の状況に変化があった場合には、随時お知らせします。