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火山の状況に関する解説情報 2022年3月18日 16時00分現在
<火口周辺警報(噴火警戒レベル2、火口周辺規制)が継続>
 口永良部島では、火山性地震は17日以降減少し、火山活動がさらに活発化する傾向は認められなくなりました。
福岡管区気象台 鹿児島地方気象台 発表
火山の活動状況など
 口永良部島では、12日から火山性地震が増加し引き続き多い状態が継続していますが、本日(18日)15時までの24時間で16回と、更なる増加は認められていません。
 
 昨日(17日)に実施した現地調査では、地熱域は引き続き観測されていますが、温度上昇や地熱域の拡大などの変化は認められません。
 
 新岳火口では、12日から本日15時までに白色の噴煙が最高で火口縁上300mまで上がりました。

 GNSS連続観測では、2021年2月頃からみられていた基線の縮みは5月頃より停滞しています。
 
 3月16日からの火山性地震の発生回数は以下のとおりです。なお、これらの値は速報値であり、精査の結果、後日変更することがあります。
            火山性地震
  3月16日       40回
    17日       21回
    18日15時まで  11回    
 
 火山活動がさらに活発化する傾向は認められなくなりましたが、地震回数は減少しているものの依然多い状態であり、引き続き火口周辺に影響を及ぼす程度の噴火の可能性があります。
 今後の火山活動に関する情報に注意してください。
噴火警戒レベルごとの情報、警戒事項など
<レベル2(火口周辺規制)> 口永良部島
防災上の注意事項など
 新岳火口から概ね1kmの範囲では、噴火に伴う弾道を描いて飛散する大きな噴石及び火砕流に警戒してください。また、新岳火口から西側の概ね2kmの範囲では、火砕流に警戒してください。
 風下側では、火山灰だけでなく小さな噴石が遠方まで風に流されて降るおそれがあるため注意してください。
 地元自治体等の指示に従って危険な地域には立ち入らないでください。

 今回の火山活動の状況の変化に伴い発表していた一連の火山の状況に関する解説情報(臨時)はこれで終了します。
次回発表予定日時
 次の火山の状況に関する解説情報は、21日(月)16時頃に発表の予定です。
 なお、火山活動の状況に変化があった場合には、随時お知らせします。