- 火山の状況に関する解説情報
2020年10月30日 16時00分現在
-
<火口周辺警報(噴火警戒レベル2、火口周辺規制)が継続>
10月23日から30日15時までの諏訪之瀬島の活動状況をお知らせします。
- 福岡管区気象台 鹿児島地方気象台 発表
- 火山の活動状況など
-
御岳(おたけ)火口では、断続的に噴火が発生している中で、爆発が8回発生しました。24日02時04分に発生した噴火では、弾道を描いて飛散する大きな噴石が御岳火口から300mまで達しました。また、28日17時10分の噴火では、灰白色の噴煙が火口縁上2000m以上に上がりました。
十島村役場諏訪之瀬島出張所によると、同火口から南南西4kmの集落で、噴火に伴う降灰と鳴動が時々確認されています。
夜間に高感度の監視カメラで火映を時々観測しました。
御岳火口周辺を震源とする火山性地震は少ない状態で経過しました。火山性微動は時々発生しました。
GNSS連続観測では、島内の基線で2019年12月頃から、わずかな伸びがみられています。
諏訪之瀬島では長期にわたって噴火活動が続いています。火山活動に大きな変化はみられませんが、今後の火山情報に注意してください。
- 噴火警戒レベルごとの情報、警戒事項など
-
<レベル2(火口周辺規制)>
諏訪之瀬島
- 防災上の注意事項など
-
御岳火口から概ね1kmの範囲では、噴火に伴う弾道を描いて飛散する大きな噴石に警戒してください。
風下側では、火山灰だけでなく小さな噴石が遠方まで風に流されて降るおそれがあるため注意してください。
- 次回発表予定日時
-
次の火山の状況に関する解説情報は、11月6日(金)16時頃に発表の予定です。
なお、火山活動の状況に変化があった場合には、随時お知らせします。