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火山の状況に関する解説情報 2020年12月22日 10時30分現在
<火口周辺警報(噴火警戒レベル2、火口周辺規制)が継続>
 諏訪之瀬島の御岳(おたけ)では、昨日(21日)以降、噴火活動が活発となっています。
福岡管区気象台 鹿児島地方気象台 発表
火山の活動状況など
 諏訪之瀬島の御岳(おたけ)では、昨日(21日)以降、噴火活動が活発となり、爆発が断続的に発生しています。21日は89回、22日09時までには44回発生(速報値)しました。
 
 22日05時12分の爆発では、噴煙が火口縁上700mまで上がり、火口から南南西へ約4kmの榊戸原観測点で29.3パスカルの空振を観測しました。また、大きな噴石が火口から南東方向に800mまで飛散したことを観測しました。
 
 十島村役場諏訪之瀬島出張所によると、同火口から南南西4kmの集落では、噴火に伴う降灰は確認されていません。
 
 傾斜計やGNSS連続観測による地殻変動データに、火山活動のさらなる活発化の兆候を示す大きな変化は見られません。
 
 今後も諏訪之瀬島では、御岳火口から概ね1kmの範囲に影響を及ぼす程度の噴火が発生する可能性があります。
噴火警戒レベルごとの情報、警戒事項など
<レベル2(火口周辺規制)> 諏訪之瀬島
防災上の注意事項など
 御岳火口から概ね1kmの範囲では、噴火に伴う弾道を描いて飛散する大きな噴石に警戒してください。
 風下側では、火山灰だけでなく小さな噴石が遠方まで風に流されて降るおそれがあるため注意してください。
次回発表予定日時
 次の火山の状況に関する解説情報は、23日(水)16時頃に発表の予定です。
 なお、火山活動の状況に変化があった場合には、随時お知らせします。