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火山の状況に関する解説情報 2020年12月28日 16時25分現在
<火口周辺警報(噴火警戒レベル3、入山規制)が継続>
 諏訪之瀬島の御岳(おたけ)火口では、本日(28日)02時48分の爆発に伴い、大きな噴石が火口から約1.3kmまで飛散しました。
福岡管区気象台 鹿児島地方気象台 発表
火山の活動状況など
 諏訪之瀬島の御岳(おたけ)火口では、本日(28日)02時48分に爆発が発生しました。
 この爆発に伴い、弾道を描いて飛散する大きな噴石が火口から南東方向に約1.3kmまで飛散しました。噴煙は火口縁上200mまで上がり、雲に入りました。その後も大きな噴石が約1.1kmまで飛散する爆発が発生しています。
 
 爆発は、21日から増加しており、昨日(27日)は81回、本日15時までは28回(速報値)、21日から本日15時までは432回(速報値)発生しています。

 本日、気象庁機動調査班(JMA-MOT)が第十管区海上保安本部の協力を得て実施した上空からの観測では、御岳火口で噴火が発生していることを確認し、新たな火口等は認められませんでした。赤外熱映像装置による観測では、火口周辺に地熱域や大きな噴石が飛散しているのを確認しました。
 
 十島村役場諏訪之瀬島出張所によると、同火口から南南西4kmの集落では、降灰は確認されませんでした。

 傾斜計やGNSS連続観測による地殻変動データに、大きな変化はみられていません。

 今後も諏訪之瀬島では、御岳火口から概ね2kmの範囲に大きな噴石が達する可能性があります。
噴火警戒レベルごとの情報、警戒事項など
<レベル3(入山規制)> 諏訪之瀬島
防災上の注意事項など
 御岳火口から概ね2kmの範囲では、噴火に伴う弾道を描いて飛散する大きな噴石に警戒してください。
 風下側では、火山灰だけでなく小さな噴石が風に流されて降るおそれがあるため注意してください。
 爆発に伴う大きな空振によって窓ガラスが割れるなどのおそれがあるため注意してください。
次回発表予定日時
 次の火山の状況に関する解説情報は、29日(火)16時頃に発表の予定です。
 なお、火山活動の状況に変化があった場合には、随時お知らせします。