- 火山の状況に関する解説情報
2021年3月3日 9時10分現在
-
<火口周辺警報(噴火警戒レベル2、火口周辺規制)が継続>
諏訪之瀬島の御岳(おたけ)火口では、昨日(2日)以降、噴火活動が活発となっています。
- 福岡管区気象台 鹿児島地方気象台 発表
- 火山の活動状況など
-
諏訪之瀬島の御岳(おたけ)火口では、昨日(2日)以降、噴火活動が活発となっています。2日21時05分の爆発では、大きな噴石が火口から南東方向に約500mまで飛散したことを観測しました。その後、23時頃にも火口から南東方向に約600m噴石が飛散しました。
爆発が断続的に発生しており、2日は97回、3日は02時までに6回発生し、それ以降は発生していません。
傾斜計による地殻変動データに、火山活動のさらなる活発化の兆候を示す大きな変化は見られません。
諏訪之瀬島では、御岳火口から概ね1kmの範囲に影響を及ぼす程度の噴火が発生する可能性がありますので、今後の火山情報に注意してください。
- 噴火警戒レベルごとの情報、警戒事項など
-
<レベル2(火口周辺規制)>
諏訪之瀬島
- 防災上の注意事項など
-
御岳火口から概ね1kmの範囲では、噴火に伴う弾道を描いて飛散する大きな噴石に警戒してください。
風下側では、火山灰だけでなく小さな噴石が遠方まで風に流されて降るおそれがあるため注意してください。
地元自治体等の指示に従って危険な地域には立ち入らないでください。
- 次回発表予定日時
-
次の火山の状況に関する解説情報は、5日(金)16時頃に発表の予定です。
なお、火山活動の状況に変化があった場合には、随時お知らせします。