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火山の状況に関する解説情報 2021年9月3日 16時00分現在
<火口周辺警報(噴火警戒レベル2、火口周辺規制)が継続>
 8月27日から9月3日15時までの活動状況をお知らせします。
 諏訪之瀬島の御岳(おたけ)火口では、噴火活動が続いています。
福岡管区気象台 鹿児島地方気象台 発表
火山の活動状況など
 諏訪之瀬島の御岳(おたけ)火口では、噴火活動が続いており、爆発は32回発生しました。噴火に伴う噴煙が最高で火口縁上4800mまで上がりました。また、弾道を描いて飛散する大きな噴石は最大で火口から約700mまで達しました。
 
 夜間に高感度の監視カメラで火映を確認しています。

 十島村役場諏訪之瀬島出張所によると、同火口から南南西約4kmの集落で、降灰が確認されました。
 
 御岳火口周辺を震源とする火山性地震は少ない状態で経過しました。火山性微動は断続的に発生しました。
 
 ナベタオ観測点の傾斜計では7月15日頃からわずかな西上がりの変動がみられていましたが、8月20日頃からは停滞しています。

 8月31日に九州地方整備局の協力により実施した上空からの観測では、同火口から灰白色の噴煙が上がっているのを確認しました。
 赤外熱映像装置による観測では、引き続き火口内及び火口周辺に地熱域を確認しました。また、火口周辺では飛散した噴石と考えられる高温部も確認しました。
 
 御岳火口では、長期にわたって噴火活動が続いています。
 今後も御岳火口から概ね1kmの範囲に影響を及ぼす程度の噴火が発生する可能性があります。
噴火警戒レベルごとの情報、警戒事項など
<レベル2(火口周辺規制)> 諏訪之瀬島
防災上の注意事項など
 御岳火口から概ね1kmの範囲では、噴火に伴う弾道を描いて飛散する大きな噴石に警戒してください。
 風下側では、火山灰だけでなく小さな噴石が遠方まで風に流されて降るおそれがあるため注意してください。
 地元自治体等の指示に従って危険な地域には立ち入らないでください。
次回発表予定日時
 次の火山の状況に関する解説情報は、10日(金)16時頃に発表の予定です。
 なお、火山活動の状況に変化があった場合には、随時お知らせします。

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