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火山の状況に関する解説情報 2022年6月6日 16時00分現在
<火口周辺警報(噴火警戒レベル3、入山規制)が継続>
 6月3日から6日15時までの諏訪之瀬島の活動状況をお知らせします。
福岡管区気象台 鹿児島地方気象台 発表
火山の活動状況など
 諏訪之瀬島の御岳(おたけ)火口では、活発な噴火活動が続いています。爆発は期間中14回(速報値)発生しました。噴火に伴う噴煙は最高で火口縁上1600mまで上がりました。弾道を描いて飛散する大きな噴石は、最大で火口中心から約600mまで達しました。
 
 夜間に高感度の監視カメラで火映を観測しました。
 
 火山性微動は、期間を通して発生しました。
 
 ナベタオ観測点の傾斜計(御岳火口より南西約2.2km)では、5月24日頃から西下がりの変動が観測されています。西下がりの変動は御岳火口直下へのマグマの上昇を示していると考えられます。

 諏訪之瀬島では、長期にわたり噴火活動が活発となっており、今後も噴火が発生し、火口から概ね2kmの範囲に大きな噴石が達する可能性があります。
噴火警戒レベルごとの情報、警戒事項など
<レベル3(入山規制)> 諏訪之瀬島
防災上の注意事項など
 御岳火口から概ね2kmの範囲では、噴火に伴う弾道を描いて飛散する大きな噴石に警戒してください。
 風下側では、火山灰だけでなく小さな噴石が遠方まで風に流されて降るおそれがあるため注意してください。
 地元自治体等の指示に従って危険な地域には立ち入らないでください。
次回発表予定日時
 次の火山の状況に関する解説情報は、10日(金)16時頃に発表の予定です。
 なお、火山活動の状況に変化があった場合には、随時お知らせします。