- 火山の状況に関する解説情報
2018年5月2日 23時00分現在
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<火口周辺警報(噴火警戒レベル3、入山規制)が継続>
新燃岳では火口の北側2km付近を震源とする火山性地震が多い状態が継続しており、21時以降さらに増加しています。また、20時45分頃からは傾斜変動が観測されています。
- 福岡管区気象台 鹿児島地方気象台 発表
- 火山の活動状況など
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新燃岳では、本日(2日)03時頃から、主に新燃岳火口の北側2km付近を震源とする火山性地震が増加し、21時以降さらに増加しています。また、同日20時45分頃からは、新燃岳の北西の深い場所での変動と考えられる傾斜変動が観測されています。これは新燃岳方向へのマグマの供給を示している可能性があります。
新燃岳火口直下を震源とする地震は少ない状態です。火山性微動は観測されていません。
天候不良のため噴煙などの状況は不明です。
4月30日からの火山性地震、火山性微動、爆発的噴火の回数は以下のとおりです。回数は速報値であり、精査の結果、後日変更することがあります。なお、5月1日までは主に新燃岳火口直下を震源とする地震です。
火山性地震 火山性微動 爆発的噴火
4月30日 22回 0回 0回
5月 1日 31回 0回 0回
2日00時から06時 8回 0回 0回
06時から12時 17回 0回 0回
12時から18時 109回 0回 0回
18時から22時 304回 0回 0回
新燃岳では、活発な火山活動が続いていることから、今後の火山情報に注意してください。
- 噴火警戒レベルごとの情報、警戒事項など
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<レベル3(入山規制)>
霧島山(新燃岳)
- 防災上の注意事項など
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弾道を描いて飛散する大きな噴石が火口から概ね3kmまで、火砕流が概ね2kmまで達する可能性があります。そのため、火口から概ね3kmの範囲では警戒してください。
風下側では、火山灰だけでなく小さな噴石(火山れき)が遠方まで風に流されて降るおそれがあるため注意してください。
2011年と同様に爆発的噴火に伴う大きな空振によって窓ガラスが割れるなどのおそれがあるため注意してください。
地元自治体等が行う立入規制等にも留意してください。また、地元自治体等が発表する火山ガスの情報にも留意してください。
なお、今後の降灰状況次第では、降雨時に土石流が発生する可能性がありますので留意してください。
- 次回発表予定日時
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火山活動の状況に変化があった場合には、随時お知らせします。