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火山の状況に関する解説情報 2019年11月19日 16時30分現在
<火口周辺警報(噴火警戒レベル2、火口周辺規制)が継続>
 本日(19日)実施した気象庁機動調査班(JMA-MOT)の現地調査の結果をお知らせします。
福岡管区気象台 鹿児島地方気象台 発表
火山の活動状況など
 本日(19日)気象庁機動調査班(JMAーMOT)が韓国岳山頂から実施した現地調査では、新燃岳火口内の噴煙の状況や、火口及び西側斜面の割れ目付近の地熱域の状況に特段の変化は認められませんでした。

 17日19時から18日17時にかけて火口直下を震源とする火山性地震が増加しましたが、その後は少ない状態で経過しています。火山性微動は観測されていません。
 傾斜計の観測データに特段の変化は認められません。

 11月16日からの火山性地震の回数は以下のとおりです。なお、回数は速報値であり、精査の結果、後日変更することがあります。
 
            火山性地震
 16日           1回
 17日          12回
 18日          18回
 19日15時まで      2回
 
 国土地理院によるGNSS連続観測では、霧島山を挟む基線に2019年10月頃からわずかな伸びの傾向がみられます。

 新燃岳では、火山性地震が一時的に増加し、火山活動が高まった状態となっていることから、今後の情報に留意してください。
噴火警戒レベルごとの情報、警戒事項など
<レベル2(火口周辺規制)> 霧島山(新燃岳)
防災上の注意事項など
 弾道を描いて飛散する大きな噴石が新燃岳火口から概ね2kmまで、火砕流が概ね1kmまで達する可能性があります。そのため、新燃岳火口から概ね2kmの範囲では警戒してください。
 風下側では、火山灰だけでなく小さな噴石が遠方まで風に流されて降るおそれがあるため注意してください。
 地元自治体等が行う立入規制等にも留意してください。
次回発表予定日時
 次の火山の状況に関する解説情報は、20日(水)16時頃に発表の予定です。
 なお、火山活動の状況に変化があった場合には、随時お知らせします。