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火山の状況に関する解説情報 2017年5月8日 16時00分現在
<噴火予報(噴火警戒レベル1、活火山であることに留意)が継続>
 4月25日11時頃から硫黄山南西観測点の傾斜計で、硫黄山方向が隆起
する傾斜変動が繰り返しみられています。引き続き今後の火山活動の情報に
注意してください。
福岡管区気象台 鹿児島地方気象台 発表
火山の活動状況など
 4月25日11時頃から硫黄山南西観測点の傾斜計で、硫黄山方向が隆起する傾斜変動が繰り返しみられており、現在も隆起が継続しています。その他の傾斜計には特段の変化は認められません。

 監視カメラによる観測では、5月5日に噴気が稜線上で90mまで上がるなど、活発な噴気活動が続いています。

 5月5日以降も引き続き火山性地震は少ない状態で経過しました。火山性微動は観測されていません。

 5月5日からの火山性地震、火山性微動の発生回数は以下のとおりです。なお、回数は速報値であり、精査の結果、後日変更することがあります。

              火山性地震  火山性微動
    5月 5日        3回     0回
       6日        0回     0回
       7日        0回     0回
       8日15時まで   0回     0回

 監視カメラや現地調査では、長期的に熱異常域の拡大や噴気の量の増加が認められます。
噴火警戒レベルごとの情報、警戒事項など
<レベル1(活火山であることに留意)> 霧島山(えびの高原(硫黄山)周辺)
防災上の注意事項など
 火口内では、火山灰、噴気、火山ガス等の規模の小さな噴出現象が突発的に発生する可能性があります。噴気地帯の周辺では、火山ガス(硫化水素)にも注意してください。
 噴気地帯の周辺や硫黄山南西側の登山道では、地元自治体による立ち入り規制や、迂回路の設定等に従ってください。引き続き今後の火山活動の情報に注意してください。