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噴火警報・予報 2017年5月9日 19時20分現在
<霧島山(えびの高原(硫黄山)周辺)に火口周辺警報(噴火警戒レベル2
、火口周辺規制)を発表>
 硫黄山方向が隆起する傾斜変動が繰り返しみられており、硫黄山火口内で
噴出物が確認されました。硫黄山から概ね1kmの範囲では、大きな噴石に
警戒してください。
<噴火警戒レベルを1(活火山であることに留意)から2(火口周辺規制)
に引上げ>
福岡管区気象台 鹿児島地方気象台 発表
火山の活動状況など
 4月25日11時頃から硫黄山南西観測点の傾斜計で、硫黄山方向が隆起する傾斜変動が繰り返しみられており、現在も隆起が継続しています。

 東京大学地震研究所が5月8日に実施した現地調査により、硫黄山火口内で噴出物が確認されました。

 監視カメラや現地調査では、長期的に熱異常域の拡大や噴気の量の増加が認められます。

 えびの高原(硫黄山)周辺では、火山活動が高まってきており、今後、小規模な噴火が発生するおそれがあります。えびの高原の硫黄山から概ね1kmの範囲では、噴火に伴う弾道を描いて飛散する大きな噴石に警戒してください。
噴火警戒レベルごとの情報、警戒事項など
<レベル2(火口周辺規制)> 霧島山(えびの高原(硫黄山)周辺)
対象市区町村など
宮崎県えびの市、鹿児島県霧島市
防災上の注意事項など
 えびの高原の硫黄山から概ね1kmの範囲では、噴火に伴う弾道を描いて飛散する大きな噴石に警戒してください。
 風下側では、降灰及び風の影響を受ける小さな噴石(火山れき)に注意してください。
補足情報
**(参考:噴火警戒レベルの説明)**
【レベル5(避難)】:危険な居住地域からの避難等が必要。
【レベル4(避難準備)】:警戒が必要な居住地域での避難の準備、要配慮
者の避難等が必要。      
【レベル3(入山規制)】:登山禁止や入山規制等危険な地域への立入規制
等。状況に応じて要配慮者の避難準備等。
【レベル2(火口周辺規制)】:火口周辺への立入規制等。
【レベル1(活火山であることに留意)】:状況に応じて火口内への立入規
制等。
(注:避難や規制の対象地域は、地域の状況や火山活動状況により異なる)