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火山の状況に関する解説情報 2017年5月10日 16時40分現在
<火口周辺警報(噴火警戒レベル2、火口周辺規制)が継続>
 昨日(9日)噴火警報(火口周辺)を発表したえびの高原(硫黄山)周辺
のその後の活動状況をお知らせします。
福岡管区気象台 鹿児島地方気象台 発表
火山の活動状況など
 4月25日11時頃から硫黄山南西観測点の傾斜計で、硫黄山方向が隆起する傾斜変動が繰り返しみられており、現在も隆起が継続しています。

 監視カメラによる観測では、昨日(9日)夜から本日(10日)にかけて、硫黄山付近の状況は天候不良のため不明です。

 火山性地震は少ない状態で経過しています。火山性微動は観測されていません。

 5月8日からの火山性地震、火山性微動の発生回数は以下のとおりです。なお、回数は速報値であり、精査の結果、後日変更することがあります。

              火山性地震  火山性微動
    5月 8日        0回     0回
       9日        7回     0回
      10日15時まで   0回     0回
       
 監視カメラや現地調査では、長期的に熱異常域の拡大や噴気の量の増加が認められます。

 えびの高原(硫黄山)周辺では、火山活動が高まっており、今後、小規模な噴火が発生するおそれがあります。

 明日(11日)、えびの高原(硫黄山)周辺の現地調査を実施する予定です。
噴火警戒レベルごとの情報、警戒事項など
<レベル2(火口周辺規制)> 霧島山(えびの高原(硫黄山)周辺)
防災上の注意事項など
 えびの高原の硫黄山から概ね1kmの範囲では、噴火に伴う弾道を描いて飛散する大きな噴石に警戒してください。風下側では、降灰及び風の影響を受ける小さな噴石(火山れき)に注意してください。

発令中の避難情報

避難指示 石川県
災害マップ