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火山の状況に関する解説情報 2017年5月15日 16時00分現在
<火口周辺警報(噴火警戒レベル2、火口周辺規制)が継続>
 5月12日から5月15日15時までの霧島山(えびの高原(硫黄山)周
辺)の活動状況をお知らせします。
福岡管区気象台 鹿児島地方気象台 発表
火山の活動状況など
 4月25日11時頃から硫黄山南西観測点の傾斜計では、硫黄山付近が隆起する傾斜変動が繰り返しみられています。

 監視カメラによる観測では、5月13日に噴気が稜線上で80mまで上がるなど、活発な噴気活動が続いています。

 火山性地震は少ない状態で経過しています。火山性微動は観測されていません。

 5月12日からの火山性地震、火山性微動の発生回数は以下のとおりです。なお、回数は速報値であり、精査の結果、後日変更することがあります。

              火山性地震  火山性微動
    5月12日        2回     0回
      13日        2回     0回
      14日        3回     0回
      15日15時まで   0回     0回

 監視カメラや現地調査では、長期的に熱異常域の拡大や噴気量の増加が認められます。

 えびの高原(硫黄山)周辺では、火山活動が高まっており、今後、小規模な噴火が発生するおそれがあります。
噴火警戒レベルごとの情報、警戒事項など
<レベル2(火口周辺規制)> 霧島山(えびの高原(硫黄山)周辺)
防災上の注意事項など
 えびの高原の硫黄山から概ね1kmの範囲では、噴火に伴う弾道を描いて飛散する大きな噴石に警戒してください。風下側では、降灰及び風の影響を受ける小さな噴石(火山れき)に注意してください。
次回発表予定日時
次の火山の状況に関する解説情報は、19日(金)16時頃に発表の予定
です。
なお、火山活動の状況に変化があった場合には、随時お知らせします。