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火山の状況に関する解説情報 2017年6月30日 16時00分現在
<火口周辺警報(噴火警戒レベル2、火口周辺規制)が継続>
 6月26日から6月30日15時までの霧島山(えびの高原(硫黄山)周
辺)の活動状況をお知らせします。
福岡管区気象台 鹿児島地方気象台 発表
火山の活動状況など
 硫黄山周辺では、2015年12月頃に出現した熱異常域が次第に拡大し、噴気の量が増加しています。こうした中で、4月25日から硫黄山南西観測点の傾斜計で、硫黄山方向が隆起する傾斜変動が繰り返しみられています。

 監視カメラによる観測では、噴気が稜線上200mまで上がるなど、活発な噴気活動が続いています。

 火山性地震は少ない状態で経過しています。火山性微動は観測されていません。

 6月26日からの火山性地震の発生回数は以下のとおりです。なお、回数は速報値であり、精査の結果、後日変更することがあります。

              火山性地震  
    6月26日        1回
      27日        1回
      28日        0回
      29日        3回
      30日15時まで   0回

 硫黄山周辺の噴気活動の活発化は、過去にみられていた領域に限定されていますが、硫黄山火口のごく浅いところでわずかな膨張が繰り返しみられており、火口周辺に火山灰を降らせる噴火が発生する可能性があります。
噴火警戒レベルごとの情報、警戒事項など
<レベル2(火口周辺規制)> 霧島山(えびの高原(硫黄山)周辺)
防災上の注意事項など
 えびの高原の硫黄山から概ね1kmの範囲では、小規模な噴火に警戒してください。
次回発表予定日時
次の火山の状況に関する解説情報は、7月3日(月)16時頃に発表の予
定です。
なお、火山活動の状況に変化があった場合には、随時お知らせします。