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火山の状況に関する解説情報 2017年12月23日 16時15分現在
<噴火予報(噴火警戒レベル1、活火山であることに留意)が継続>
 えびの高原(硫黄山)周辺では、17日から21日にかけて微小な火山性地震がやや増加しました。今後の火山活動の情報に注意してください。
福岡管区気象台 鹿児島地方気象台 発表
火山の活動状況など
 えびの高原(硫黄山)周辺では、17日から21日にかけて微小な地震を含む火山性地震がやや増加しましたが、昨日(22日)は4回、本日(23日)は15時までに2回と少ない状態で経過しています。また、火山ガスや熱水が関与していると考えられる浅い低周波地震は本日は観測されていません。火山性微動は観測されていません。
 
 本日、気象庁機動調査班(JMA-MOT)が実施した現地調査では、山体の膨張を示す特段の変化は認められませんでした。赤外熱映像装置による観測では、硫黄山東側の熱異常域でわずかな広がりを確認しましたが、その他の熱異常域に特段の変化は認められませんでした。また、引き続き、明らかに感じる程度の火山ガスの臭気や噴気音を伴う噴気活動が認められました。火山ガス(二酸化硫黄)の放出量は、1日あたり10トン未満(前回10月25日、検出限界未満)でした。
 
 今後の火山活動の情報に注意してください。
噴火警戒レベルごとの情報、警戒事項など
<レベル1(活火山であることに留意)> 霧島山(えびの高原(硫黄山)周辺)
防災上の注意事項など
 火口内では、火山灰、噴気、火山ガス等の規模の小さな噴出現象が突発的に発生する可能性があります。噴気地帯の周辺では、火山ガス(硫化水素)にも注意してください。
 噴気地帯の周辺や硫黄山南西側の登山道では、地元自治体による立ち入り規制や、迂回路の設定等に従ってください。今後の火山活動の情報に注意してください。
次回発表予定日時
 次の火山の状況に関する解説情報は、24日(日)16時頃に発表の予定です。
 なお、火山活動の状況に変化があった場合には、随時お知らせします。