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火山の状況に関する解説情報 2017年12月25日 16時10分現在
<噴火予報(噴火警戒レベル1、活火山であることに留意)が継続>
 えびの高原(硫黄山)周辺では、火山性地震は少ない状態で経過し、その他の観測データに特段の変化はなく、現時点で火山活動が活発化する様子は認められません。
福岡管区気象台 鹿児島地方気象台 発表
火山の活動状況など
 えびの高原(硫黄山)周辺では、17日から21日にかけて微小な地震を含む火山性地震がやや増加し、22日は火山ガス等が関与していると考えられる小さな低周波地震が発生し、GNSS連続観測でも山体のわずかな膨張を示す変動の可能性がみられました。
 このため、22日に火山の状況に関する解説情報(臨時)を発表し、23日に気象庁機動調査班による観測を実施しました。この観測結果では、特段の変化は認められませんでした。
 火山性地震は22日以降、少ない状態で経過し、低周波地震は23日以降、発生していません。そのほかの観測データにも特段の変化はありません。このため、現時点で火山活動が活発化する様子は認められません。
 
 12月17日からの微小な地震を含む火山性地震の回数は以下のとおりです。なお、回数は速報値であり、精査の結果、後日変更することがあります。
 
            火山性地震
 12月17日       18回
    18日        4回
    19日       14回
    20日       16回
    21日       18回
    22日        4回
    23日        3回
    24日        4回
    25日15時まで   3回
噴火警戒レベルごとの情報、警戒事項など
<レベル1(活火山であることに留意)> 霧島山(えびの高原(硫黄山)周辺)
防災上の注意事項など
 硫黄山火口内の活発な噴気域及び熱異常域とその周辺の概ね100mの範囲では、噴気孔からの高温の土砂や噴気、熱水等の規模の小さな噴出現象に十分注意してください。また、火山ガスにも注意が必要です。地元自治体等が行う立入規制に従うとともに、火口周辺や噴気孔の近くには留まらないでください。
活火山であることから、最新の火山情報の確認に努めてください。

 12月17日からの微小な火山性地震の増加を受けて発表していた火山の状況に関する解説情報(臨時)はこれで終了します。

 火山活動の状況に変化があった場合は、随時お知らせします。