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火山の状況に関する解説情報 2018年5月4日 16時00分現在
<火口周辺警報(噴火警戒レベル2、火口周辺規制)が継続>
 5月2日から5月4日15時までの硫黄山の活動状況をお知らせします。
 硫黄山では活発な火山活動が続いています。
 えびの高原の硫黄山から概ね1kmの範囲では、噴火に伴う弾道を描いて飛散する大きな噴石に警戒してください。
福岡管区気象台 鹿児島地方気象台 発表
火山の活動状況など
 4月19日に噴火が発生した硫黄山の南側の火孔付近及び4月26日に噴火が発生した硫黄山の西側500m付近では、活発な噴気活動が続いています。
 硫黄山の南側の火孔付近からは白色の噴煙が最高で200mまで上がり、硫黄山の西側500m付近からは白色の噴煙が最高で100mまで上がりました。
 4月27日以降、噴火は発生していません。
 
 硫黄山近傍に設置したGNSSの連続観測では、硫黄山を挟む基線で2018年3月頃から山体の膨張を示す変動がみられていましたが、4月19日の噴火以降は収縮に転じています。
 
 火山性地震は、少ない状態で経過しています。火山性微動は観測されていません。
 
 5月2日からの火山性地震(ごく微小な地震を含む)、火山性微動の回数は以下のとおりです。なお、回数は速報値であり、精査の結果、後日変更することがあります。
 
           火山性地震 ()内はごく微小な地震 火山性微動
  5月 2日       5回 ( 4回)          0回
  5月 3日       1回 ( 1回)          0回
     4日15時まで  2回 ( 2回)          0回
 
 GNSS連続観測では、2017年7月頃から霧島山を挟む基線での伸びが継続していましたが、3月6日から7日にかけて霧島山を挟む基線で急激な収縮が観測されました。その後、再び伸びに転じています。このことから、霧島山の深い場所で再びマグマが蓄積されている可能性があります。
 
 硫黄山では、活発な火山活動が続いていることから、今後の火山情報に注意してください。
噴火警戒レベルごとの情報、警戒事項など
<レベル2(火口周辺規制)> 霧島山(えびの高原(硫黄山)周辺)
防災上の注意事項など
 えびの高原の硫黄山から概ね1kmの範囲では、噴火に伴う弾道を描いて飛散する大きな噴石に警戒してください。
 風下側では、火山灰だけでなく小さな噴石(火山れき)が遠方まで風に流されて降るおそれがあるため注意してください。
次回発表予定日時
 次の火山の状況に関する解説情報は、7日(月)16時頃に発表の予定です。
 なお、火山活動の状況に変化があった場合には、随時お知らせします。

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