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火山の状況に関する解説情報 2018年11月3日 16時05分現在
<火口周辺警報(噴火警戒レベル2、火口周辺規制)が継続>
 硫黄山では、本日(3日)10時頃から火山性地震が増加しています。
福岡管区気象台 鹿児島地方気象台 発表
火山の活動状況など
 硫黄山付近では、本日(3日)10時頃からごく微小な地震を含む火山性地震が増加しており、15時までに80回発生しました。火山性地震が1日に80回以上となったのは、2018年4月17日(104回)以来です。また、浅い所を震源とする低周波地震も時々発生しています。火山性微動は観測されていません。

 本日、噴煙は白色で稜線上50mまで上がっています。その他、傾斜計等の観測データに特段の変化は認められません。

 10月31日からの火山性地震(ごく微小な地震を含む)、火山性微動の回数(速報値)は以下のとおりです。なお、回数は速報値であり、精査の結果、後日変更することがあります。

                 火山性地震     火山性微動
 10月31日            25回(12回)   0回
 11月 1日            24回(14回)   0回
     2日            35回(22回)   0回
     3日00時から10時まで  12回( 8回)   0回
       10時から15時まで  68回(51回)   0回
                     ()内はごく微小な地震
噴火警戒レベルごとの情報、警戒事項など
<レベル2(火口周辺規制)> 霧島山(えびの高原(硫黄山)周辺)
防災上の注意事項など
 えびの高原の硫黄山から概ね1kmの範囲では、噴火に伴う弾道を描いて飛散する大きな噴石に警戒してください。
 風下側では、火山灰だけでなく小さな噴石(火山れき)が遠方まで風に流されて降るおそれがあるため注意してください。
次回発表予定日時
 火山活動の状況に変化があった場合には、随時お知らせします。