- 火山の状況に関する解説情報
2019年11月3日 16時00分現在
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<噴火予報(噴火警戒レベル1、活火山であることに留意)が継続>
十勝岳では、11月1日から火山性地震が増加しています。
- 札幌管区気象台 発表
- 火山の活動状況など
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十勝岳では、11月1日14時頃から62ー2火口付近の浅い所を震源とする振幅の小さな火山性地震が増加しています。任意の24時間あたりの火山性地震の最大回数は3日13時までの72回(速報値)でした。火山性微動は観測されていません。
十勝岳では2018年5月以降、火山性地震の一時的な増加や火山性微動が時々観測されています。
62ー2火口の噴煙の状況に変化はありません。
前十勝岳に設置している北海道大学の傾斜計では、11月1日7時頃から2日7時頃にかけて62ー2火口方向が隆起する変化が観測されました。
長期的には、噴煙の高い状態、地熱域の拡大や温度上昇、地震の一時的増加など火山活動の活発化を示す現象が観測されていますので、今後の火山活動の推移に注意が必要です。
11月1日からの火山性地震、火山性微動の回数(速報値)は以下のとおりです。
火山性地震 火山性微動
11月 1日 33回 0回
11月 2日 47回 0回
11月 3日(15時まで) 44回 0回
- 噴火警戒レベルごとの情報、警戒事項など
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<レベル1(活火山であることに留意)>
十勝岳
- 防災上の注意事項など
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現在、火口周辺に影響を及ぼす噴火の兆候は認められませんが、突発的に噴出現象が発生する可能性がありますので、注意が必要です。
地元自治体などの指示に従って火口付近など危険な地域には立ち入らないでください。
火山活動の状況に変化があった場合には、随時お知らせします。