- 火山の状況に関する解説情報
2020年9月15日 16時00分現在
-
<噴火予報(噴火警戒レベル1、活火山であることに留意)が継続>
十勝岳で14日に火山性微動が発生し、火山性地震が一時的に増加しました。今後の火山活動の推移に注意が必要です。
- 札幌管区気象台 発表
- 火山の活動状況など
-
十勝岳では、14日に発生場所が62ー2火口付近の浅い所と推定される火山性微動が3回発生し、火山性地震も一時的に増加し77回と多くなりました。また、これらと同期して傾斜変動も観測されています。
本日(15日)は火山性微動の発生はなく、火山性地震も少なく経過しています。62ー2火口等の噴煙・噴気の様子に特段の変化はありませんが、本日09時以降は雲のため確認できていません。
十勝岳ではここ数年、熱活動の活発化や火山性地震の増加など火山活動の活発化を示唆する現象が観測されており、今回もそのような中で発生した現象と考えられます。今後の火山活動の推移に注意が必要です。
- 噴火警戒レベルごとの情報、警戒事項など
-
<レベル1(活火山であることに留意)>
十勝岳
- 防災上の注意事項など
-
活火山であることから、火口内に影響する程度の突発的な噴出現象が発生する可能性がありますので、地元自治体などの指示に従って火口付近などの危険な地域に立ち入らないでください。
- 次回発表予定日時
-
次の火山の状況に関する解説情報は、16日(水)16時頃に発表の予定です。
なお、火山活動の状況に変化があった場合には、随時お知らせします。